第一章.夢だと思いたい。

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ナンパ男はキレて何処かへ行ってしまった。 「本当、あーいう馬鹿共は絶滅しないなぁ」 「なーに言ってんのよ、那和!」 「おぉ亜季か。」 那和の背中をばしっと叩いたこの少女は真咲の友人の白百合亜季(シラユリアキ)。 幼稚園からの幼馴染だ。 「那和の男嫌いも困ったもんね~さっきのナンパ男結構イケメンだったのに。」 「イケメンなんて関係ないのー」 よく友達に「男性恐怖症なの?」とか聞かれるが男が嫌いなだけで恐怖症ではない。 普通の男の人ならば普通に喋るがさっきのナンパ男みたいなのは無性に腹が立つみたいだ。 「イケメンでも中身があーいう奴なら問題ありだよ。」 「そうかな~?」
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