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何分かしてさっきの定員が那和のもとへ戻ってきた。
「あの、お伺いされた浅葱の夢の中では在庫も文庫も作者も存在されないんですが…これ本当に此処でお買い上げになられましたか?」
定員から思わぬ言葉が出てきて那和はさっきよりも驚いた。
昨日、この本屋で並べられていた本が存在されないのだから。
「そう…ですか…ならいいです。」
那和は浅葱の夢の中でを持って、走って家に帰る。
昨日みたいにすぐ部屋に向かった。
ベッドにダイブして那和は色々考えていた。
何で新選組なんか興味ないのにあんなにうきうきしてたんだろ…
普通に他の本と一緒に並べられていたのに存在していないとか本当意味分かんない。
鞄に入れた漫画をまた無意識に開てみる。
「やっぱり何も描かれてない…」
手が滑ってばさっと漫画を床に落としてしまう真咲。
丁度開いたページは一番最後のページ。
ふっと視界に入れてみたらある文字が浮かんでいる事に気づく。
「文字…?」
久 し ぶ り
ま た 那 和 に 会 い た い ― …
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