第1章

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「波瑠ー! ごめん、待った?」 「大丈夫だよ。 わたしも今来たばっか。 急ごう? 大事な入社式なんだから!」 わたし、赤崎波瑠と親友の田辺真希は今日から社会人になる。 同じ会社だけど、真希は国際的な結構偉い方に配属され、わたしはデザインや会計などの方に配属された。 「いいなー、波瑠は。 デザインでしょ? わたしもそっちが良かった! なんで国際部なのよ?」 「そうかな? わたしは国際部もいいと思うよ? やりがいがありそうじゃない?」 「やりがいありそうって………… 大変って意味でしょ!? あー、デザインしたかった!」 「まぁまぁ、がんばろ? 嫌な上司、いないといいねぇー。」 「国際部は、ぜぇーーーったいいるね!! ま、それが社会だもんね。 波瑠!!がんばろーね!!」 「うん!!」
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