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「ぬのぉうわっ!?」 自称悪魔が突然放った厨二病みたいな技が俺の後ろに炸裂し、黒い炎がテーブル上を燃やしていた 「っってソレ!!」 燃えていたのは買ったばかりの大事な宝くじ 「ばば馬鹿野郎っ!おまっなんて事を!!」 宝くじは燃え散り、10枚あった宝くじは残り1枚になってしまった 『言ったろ?宝くじ当ててやるって。残った1枚が当たり券だぜ』 「…っ」 何か言い返したい気持ちになったが俺は暗黒の炎を目撃している ホントにこいつは悪魔なんじゃないのか? むしろホントに悪魔だったら恐ろしすぎる やべぇ 今更冷や汗でてきた 「あ、ああ、あの。ホホホントに悪魔様でいらっしゃりあそばせてはりおしますか?」 『気持ちはわかるが、まぁ落ち着けって』 「は、はい。」 『色々ワケわかんねーと思うけど、俺は倒太君に宝くじ当ててもらって豪遊してもらわないといけなんだよ』 「そ、それは何故なんでしょう」 『それを倒太君が知る必要は無い』 おい。怪しすぎるだろ 『そう邪険すんなよ』 「いやいやいや、どうせアレだろ!願い叶えるから魂よこせとかだろ!」 『エ、エスパー!?』 「図星かよっ!!」 てか悪魔もエスパーとか知ってるんだな 「魂とか無理だから!他あたってくれよ!」 『意地悪だな~。いいじゃん魂くらい』 「よくねぇよ!何だと思ってんだよ!」 『でも、死んだほうが楽かも。とかおもってたんだろ?』 「いや…それはそうだけど、実際リアルな死に直面すると怖じけづいたというか…」 色々テンパってスルーしたけど、あの黒炎はゾッとする 『ちっ!まぁわかったよ。こうなっちまうと美味くねぇからな』 「え?何が?」 『それを倒太君が知る必要はない』 なんか引用多いなこの悪魔 「まぁ助かるならなんでもいいや」 『悔しいなー。まぁせっかく生きてんだ、命大切にしろよ~』 「うっさい!」 って怒鳴った時には悪魔は目の前から消えていた ちなみに数日後、倒太に残された1枚の宝くじはホントに大当りだったとさ
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