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俺は悩んだ結果、宝くじを買った バイト3時間働けば取り返せるし、何よりこんな事で悩んでる自分が惨めになったんだ そんなワケで俺は今10枚の宝くじを部屋でながめている 買ってから家に帰る途中は3億の使い道や借金完済のこと、彼女ともやり直せるんじゃないかなーとか楽しい妄想が浮かんでいた でも家に着いて一服しながら冷静に考えたら虚しくなってきたわ つい勢いで買ってしまったなー …当たるワケねぇのに 「これ当たってくんねーかなーー」 『当ててやろうか?』 「ぬうぉわあっっ!?」 一人で部屋にいたのに突然背後から声かけられれば奇声のひとつも出る 「なな何だ!?てか誰!??え、え、どゆこと!?」 『気持ちはわかるけど、まぁおち着けって』 全身黒で統一された服装の、俺と同い年くらいの青年があぐらをかいて座ってた 瞳だけが深い赤色をしている
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