序章

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もうあの頃には戻れない事はわかっていた。 君を失ってしまったことを認めたくなかっただけだ。 僕は今十九歳になった。 あれから五年がたってしまった。 君をなくしたとき僕は君の後を追おうとした。 だけど君の下には行けなかった。 どんなに求めても君に会うことができなかった。全てがどうでも良くなり、ただ時を過ごしていた。 友達が訪ねて来ても抜け殻 親は僕に興味などない 誰が来ても抜け殻だった僕……
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