第1章 死神、出会う

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「知りたいでやんすか?」 突然少し鼻がかかった女の子の声がした。 キョロキョロ見回してみたが、紗香以外誰もいない。 「ははっ。」 きっと空耳だったのだろう。 考えてみれば、ここはビルの屋上。 年老いた警備員の声ならともなく、紗香の他に女の子の声なんて・・・・・・ 「知りたいんでやんしょう?」 「わあ!」
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