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会社の中に入ると受付があり、
中村さんというお姉さんがいて、
「社長お帰りなさい!」
と爽やかな笑顔とともに迎えてくれた。
中村さんが不思議にこちらを見ている……
「あの~そちらの方は?」と杉下さんに尋ねる中村さん。
「ああ、この子はね!今度デビューさせる子だからよろしくね♪」
その言葉を聴いた途端、中村さんの笑顔が引きつる。
「失礼ながら社長……デビューさせるにはルックスがあまり……。」
オレは本当に失礼だな、おいと心の中でツッコミを入れる。
杉下さんは、
「まぁ楽しみにしてて♪」とウィンクをする。
「はぁ……。」と中村さんはあまり言葉の意味を理解できていないようだ。
ちなみにオレもこの言葉の意味がよくわからなかった。
「さぁ、早く私の部屋へと行くわよ!!」
杉下さんはそう大声で言いながら、オレの腕を掴んでエレベーターへと乗せる。
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