第一話

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春休みなので、オレはいつもより遅い朝9時頃に起きる。 残り少ない春休みをどうすごすか考えながら、 土曜日なので家族のいるはずのリビングへと自分の部屋から階段を使い降りていく。 このときオレは昨夜のことをすっかり忘れていた…… 階段を一歩一歩降りていくと、 なにやらリビングがいつもより騒がしい… 眉間にしわをよせながら、オレはリビングのドアをあけた。 リビングにいる家族と楽しそうに話している人物を見た瞬間、 オレはドアを閉め、階段を勢い良く上って自分の部屋へと逃げ込む。 しばらくして、 階段をドッドッドッと上ってくる足音が聴こえてきた。
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