第一話 「探偵の休日」

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「じゃ、オレ、寝るから着いたら起こせよな。兄貴」 「ちょ……アタシが!?」 反論しようとする神崎に対し、椎名は間をおかずに言葉を口にした。 「お休みー。伸二さん、ついでに兄貴」 「お休み、椎名。いい夢を」 ヒラヒラと片手を振りながら、椎名は、目を閉じ、眠りについた。それを合図にしたのか、伸二は、愛車のスピードを僅かに上げ、目的地に向かうのだった。
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