ハジマリ

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  「それではごゆっくりどうぞ!」   何やら店員さんがニヤニヤしながら、立ち去って行った。もしかして、会話の内容を少し聞かれた……もしくは察したのだろうか。   まぁ、別にそこまで大した会話ではなかったのでどうでもいいのだが。   「とりあえず、食べよっか」   「う、うん」   美香ちゃんは少し動揺して返事を返すと、ゆっくりとハンバーグにナイフを入れていった。   俺は彼女がご飯を食べるの眺めながら、携帯電話に残った親父からの着信の事を考えていた。  
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