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「何してたの?」
「一服してた」
「……ふーん」
美香ちゃんがそう言って、俺に近づいてくる。
彼女は隣に座ると、おねだりするような甘い声で囁いてきた。
「はやく、しよ」
「俺、まだシャワー浴びてないんだけど」
「……ん」
美香ちゃんは着ていたジャケットの裾をつかみ、キスを待つ表情でこっちに視線を送る。
「煙草吸ったし、においが移るかも」
「……いいから」
そう言うと我慢できなくなったのか、美香ちゃんの方からキスを求めた。
自分の唇と彼女の唇が重なり合い、激しく求めあうように舌が絡み合う。
やがて、俺も我慢できなくなり、お互いの唇を一旦離してジャケットを乱暴に脱ぎ捨てた。
「美香ちゃん」
「……二人きりの時は美香って呼んで。私も……刹那って呼んでいい?」
先にベッドの上で待っていた美香ちゃんは少し大人っぽい妖艶とした表情を浮かべていた。
「いいよ、美香」
「ん……、来て。刹那」
俺は着ていた服を全部脱ぎ終えると、ベッドに入って求めるままに美香を激しく抱いていった。
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