Ψ転校Ψ

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車に乗って出発してから眠りについたのは午前9時頃だったはず。 手首に付けている腕時計を見ると午後1時を示していた。 4時間でここまで環境が変わるのだと感心してしまう。 座って眠っていた為に体中が痛いが、伸びをしながら少しだけ体を起こして 前座席に座っている母親の顔を除くとぐっすり眠っていた。 少しイタズラしたいという衝動に駆られるが思いとどまった。 後が怖い・・・。 親父は運転中で集中している。 邪魔をするのもどうかと思ったが後どれくらぃで付くのか等、聞きたいことが あったので口を開いた。 『ねぇ、どれくらぃで着くの?』 と聞くと、もう少しだと言われた。 これはいつものことで、面倒くさい時か苛立っている時に説明を省く為に言われる。
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