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時は西暦20XX年、春が顔をだしてきたときのことだ。
人々は普段となにも変わらない、いつも通りの生活を送っていた。
だが、この物語の主人公・神山 吉宏にとってこの日は最悪の1日となるのであった。
「あーもう最悪だ~」
けだるそうに同級生と歩いているこの青年が神山 吉宏である。
身長175㎝、体重65㎏の極平均的なシルエット、顔もカッコいいが、ちやほやされる程でもない。
勉強、運動ともに普通の、実に脇役要素の高い人間であろう。
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