縁談の申し出

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【シオン公国会議室にて】  いつもは騒がしい会議室も、室内に衛兵を入れて5名しかいないこともあってか、静かである。  もしくは、事の重大性がそうさせているのであろうか・・・  ラグル公爵に呼ばれたミカル、ラファルが席に着くが、ラグル公爵は、苦渋の表情で、何も話そうとしない。  ミカル、ラファルは、ラグル公爵の表情などから、何か重大なことが起きたことを察知したが、ラグル公爵が、何も話さないことから、室内には重々しい雰囲気のみ滞在していた。  痺れを切らしたミカルが、ラグル公爵に話しかけた。 ミカル「ロドス王からはどのような要請があったのでしょうか。」 ※ミカル シオン公国の重臣の一人であり、内政を任されている男。 ラグル公爵の右腕であり、ラグルが最も信頼している3人の重臣のうちの一人。 ラファル「ミカル、おおかた内乱において、ロドス王国に味方せよとの要請であろうよ。」 ※ラファル    シオン公国の重臣の一人であり、騎士団長(ドラゴンライダー)。 ラグル公爵と契約している風竜ホワイトウィンドほどではないが、ハイドラゴンと契約を交わしている。 ラグル「ウム、他の重臣に諮る前に緊急に二人を呼んだのは、ロドス王から申し出があったからだ。」
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