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なんてことの無い日のはずだった。
いつもみたいに、秋野さんも皆も喧嘩の為に集まって。
決着なんてわからないぐらい、ぐちゃぐちゃに揉みあって。
通報されるか、どちらかが引くか限界になるかしたら、そのまま有耶無耶になるような。
そういういつものお祭り沙汰の、うるさくて野蛮で、通り過ぎていく時間。
終われば、日常。
秋野さんと暮らす小さなアパート。
そのはずだった。
『秋野さん……!!』
秋野さん。
いつか、こんな日が来るんじゃないかって。
私は、ずっと……、ずっと。
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