魔王と勇者が仲良くなったら

面接

見覚えのある道を通り、またしても南の森に来た所でアレクは本日何度目かわからない不安に襲われました。

「森、好きですか」

「普通だ」

ぴら、と音を立てて一枚の紙をグスタフさんは見せます。

「キングベアーの退治依頼だ」

「最近、町の近くでよく姿を見せてんだよ。被害者が出る前に退治してくれって、町長から頼まれたんだよなー」

ほらそこ。

カルメロが一点を指さします。