さびしんぼう

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トイレを口実に途中のサービスエリアに寄って、こっそりおみやげでも買おうかなと売店を覗いた。 よくあるスナック菓子の地域限定版の餃子味とくるみゆべしを買ってるところを二人に見つかってしまった。 「彼女にみやげ?」 「ん。」 「俺も買ってこ。」 「俺も。」 結局みんな田島に当てられて彼女に会いたくなっちゃってたワケ。 「ソッコー帰ろ。」 「そうだな。」 でも坂東と太田を家まで送ってたら俺が家にたどり着いたのは遅くなってしまった。 「ただいまー。」 「おかえり。」 くるみがすぐに抱きついてきた。 「寂しかった?」 「うん。」 くるみの首筋にキスしたら、くるみの匂いに全身がブワって満たされた。 キスをしてから気がついた。 「にんにく臭い?」 「ふふっ、大丈夫。」 くるみがキスを返してくれた。 やっぱりくるみと一緒にいるのが一番落ち着くな。
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