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その後お世話係の人の指示であちらへ、こちらへとしてるうちに挙式の時間になり、チャペルへ俺だけ先に入ってくるみを待つ間にまた心臓がバクバクしてきた。
ドアが開き、くるみとお義父さんが入ってきた。
可能な限り自然な感じで微笑んでみたつもりだけど、どんな顔になってたのかは不明。
宣誓が終わる頃にくるみが泣いちゃったみたいで、俺まで胸いっぱいで泣いてしまいそうなのを堪えた。
指輪の交換の時には手が震えてしまって、指輪を落とさないか心配だった。
初めて薬指に指輪をはめてもらって、なんかくすぐったいような、でも薬指ってやっぱり特別なんだなって気がした。
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