浪速のバカップル

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「で…、泣かしてしもうた、と?」 「ああ、アカン。あれはアカン。」 「はよ謝ればいいやろ」 「それができたら苦労してないんスわ」 「んなこと俺に言われてもなあ、そや小春に聞いたらどうや?鈴原とも仲良かったやろ」 「そんなんだめッスよ、先輩ともよく連絡とってる言うてはりましたもん。俺のこと嫌いなった言うてる。なんて言われたら俺はどうしたらええんスか…」 「そもそも、なんで冷たくしてしもうたん?」 「優也が…」 「誰やねん」 「俺のクラスの奴ッス…、あいつが『鈴原先輩むっちゃかわええやん?引っ越してから1度も電話こない、メールすらこないなんて、あっちに彼氏できたとしか考えられへんやろ。お前冷たいしなあ』て言うてました。」 「そんなこと信じたん」 「だって、ゆい先輩むっちゃかわええやないッスか!!モテないわけないやん!!あんなかわええ子だれが放っておくん!?やから少しでも先輩にあったよなもっと冷静な奴ならんと思って…」 「光」 「…」 「それは、俺に言うんやなくて鈴原に言うてや?気持ちなんて言ったら伝わるもんやで」 「先輩…、ほな、行ってきます…」
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