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 最初は手下どもが警備員と撃ち合った。ただし向こうはプロだ。防戦一方。    銃声で耳が痛む。吐き気がした。計画と違う。    壁から連中の姿を覗き込む。銃弾が壁を吹き飛ばした。    警備員の手には事前に入手した情報の通り小銃が握られていた。ファマスだ。人数は6人。    マイケルは黒星を握った。セフティは外してある。    壁から飛び出す。一番手前の男を撃った。銃口を振る。引き金を引く。男の頭が弾け飛ぶ。    デタラメに引き金を引いた。    突然の反撃に警備員どもはマトモに反撃できずに無様に銃弾を受けひっくり返る。    6人目の頭に銃口を押し当て撃った。黒星の弾が無くなりスライドが後退したまま止まった。   「行くぞ」    マイケルに弾丸が当たらなかったのは偶然だ。眩暈がしそうだった。    それでも手下どもにそれを悟られないよう前にすすんだ。
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