403人が本棚に入れています
本棚に追加
+.:゚☆゚:.+ side 慎 +.:゚☆゚:.+
俺は吉野桃李が好きだ。
親友としてではなく恋愛対象として。
俺と桃李が初めて出会ったのは吉野家のホームパーティーだった。
同い年の俺達はすぐに仲良くなった。
そして俺は…
だんだん桃李に惹かれていった。
桃李の恋人になりたい。
桃李の一番になりたい。
そんな願望はあるが、今のままの関係を壊したくないと思う自分がいる。
だから自分の心が決まるまで桃李を守り続けようと思った。
桃李は抱かれたいランキングの1位であるが、裏ランキング、つまり生徒の本心のランキングでは、抱きたいランキングぶっちぎりの1位なのである。
それを本人は知らないようだ。
言っても信じないだろう。
本人が気をつけていないから強姦に遭いやすい。
だからずっと俺が守り続けたい。
慎「ずっと守るから…。」
その小さな呟きは誰に聞かれることもなく風にかき消されていった。
+.:゚☆゚:.+ side 慎 end +.:゚☆゚:.+
最初のコメントを投稿しよう!