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「…あのさぁ、自分なぁ…」
ある日、江藤くんに絡まれる。
「何ですか？」
嫌な感じの話しかけ方だったので私も嫌な感じの受け方になる。
「従業員と話するときに、あまりにも馴れ馴れしい喋り方すぎひん？」
そりゃ、お前だろという言葉は飲み込んだ。
「…はい？」
「連れと会話してるんとちゃうんやから、敬語使うべきやろ」
私は、なぜか年上の人からは可愛がられる方で親しくなるとかなりフランクに話す。
もちろん、最初からタメ口なんて使わない。
じいちゃん運転手の藤本さんと話すときなんかは、祖父と孫なノリになっていた。
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