負けず嫌い

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大学のテニスサークルで始めて彼女と出会った。 猛(あの人って高城亜樹だよな?テニス出来んのか?) 彼女は少し天然だと大学では噂だった。 猛(確かに可愛いけど) あと一年で一番可愛いと噂だった 先「よし!じゃあ新入生同士で最初は試合をしよう!勝ち負けは気にせずに楽しくな」 猛(試合なら勝ち負けはきっちりしないといけねぇだろ) 俺はかなり負けず嫌いだから試合なら本気で勝ちにいく…そう思ってたけど 先「あ、女と男で試合だからな」 猛(マジかよ!) 先輩のその一言で一気にやる気がなくなった。 同じ一年の男は嬉しそうだったけど…しかも相手が 高「高城亜樹です(笑)よろしく」 よりによって高城亜樹だった 猛「あ、高原猛です…よろしく」 相手にならないなと思っていたのに彼女はいきなり 高「女だからって手を抜かないで本気でやってね高原くん(笑)」 猛「え?」 高「亜樹負けず嫌いだし、テニスで手を抜かれるの嫌いなんだ(笑)」 猛「あ、あぁわかったよ(んな事言われてもな~)」 正直本気では出来ないと思ったけどそんな考えはすぐになくなった
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