序章ー時越ー

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「父さん…母さん…どうして…?」 突然訪れた最愛の両親との別れ それ故、私は親戚の家に引き取られた いい扱いな訳がなかった 面倒だと 目で 態度で いわれるのだった 駆け落ち同然で結婚した両親 母が水嶋家のお嬢様だったから 婚約を無理矢理蹴って結婚したため水嶋家からしたら迷惑極まり無かったのだ それでも、唯一心を許せる相手がいた 「棗ー?食べないの?」 親友の真弥 家の事情を唯一知る友達 「食べる食べる。真弥、あんま急いで食べると噎せる…」 「げほっごほっ、づまっだよー」 「言わんこっちゃない…」
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