0人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
私はその後、飲み屋の店主に切りつけたであろう侍衆の居どころを尋ねた。
ちょうど今、そこで飲んでいる方々と言ったので店主と合わせて話を聞いた。
『確かに暴言を吐いた男はいたが切りつけてはいない。
脅したが逃げて行った。
本当にその場で我らが切りつけたのならば、ここで死んでいただろう。』
『その時、店の奥にいたが声は聞こえていた。
しかし、戻った頃には喚いていた男はいなかった。
その男以外は誰も店から出た者はいなかった。』
最初のコメントを投稿しよう!