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第一発見者である大工と向かいに住む女に話を聞いた。
『夕げも終わり、横になりながら酒を飲んでいた。
すると男の声が聞こえてきたので飛び出したのだ。
生きているのか死んでいるのか、男なのか女なのかすら分からない様な状態だった。
最後の断末魔とはこの事なのであろう。』
『床について間もなく、表で何やら騒ぎがあったので外へ出てみれば、地面に人であったであろう者が倒れ込んでいた。
それはもう恐ろしくてしばらく夢にまで出てきたよ。』
謎は解明する事が出来ず、帰宅しようとした時、その女の娘であろう子供が私に耳打ちをした。
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