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トシヒロからグレイ1のターンになる。グレイ1はデッキからカードを引き、手札からマナゾーンに置かずにマナゾーンのカードをすべてタップする。
「2マナ払い、『爆走戦鬼レッド・ライダース』召喚!続けて『銃神兵ディオライオス』を召喚!」
グレイ1のバトルゾーンに、バイクにまたがった人型のクリーチャーと、戦車のような外見で左右に4門、計8門の砲塔のついたクリーチャーが現れる。
『銃神兵ディオライオス』は敵味方のバトルゾーンに、合計8門装備された砲門から弾丸を撃ち出した。
だが、弾丸と言うには大きすぎて、大砲のような砲弾と言った方がしっくりくるだろう。
「ディオライオス!レッド・ライダースを巻き込め!」
一緒に召喚したレッド・ライダースに容赦なく砲弾の雨を浴びせ、跡形もなく消し去った。
その後、柳生・ドラゴンの方にディオライオスは向き直り、再び砲弾を発射する。
柳生・ドラゴンは、その手に持った刀で砲弾を切り裂き、いなしていった。やがて刀が砕け、それを鞘に戻し、丸腰の状態で砲弾の雨を紙一重でかわしていく。
だが、無情に降り注ぐ鉄の雨をすべて避ける事は出来ず、その一発が柳生・ドラゴンの右足に当たった。
バランスを崩し頭から地面に倒れる柳生・ドラゴンに、ディオライオスは容赦なく一斉掃射の追い討ちをかける。
砲弾が爆発する衝撃で砂埃が舞い、龍の断末魔があたり一面に響く。
砂埃は前が見えないほどに舞っていて、それが晴れる頃には先ほどまで柳生・ドラゴンがいた場所には欠片一つ無くなっていた。
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