13人が本棚に入れています
本棚に追加
ピピッ
ピピピッ
ピピ……
カチッ
煩く鳴る、朝を知らせる機械音が寝ぼけた頭にやけに響く
「朝、か」
見慣れた部屋の見慣れたベッドからゆっくりと身体を起こすと
無意識に視線を左に逸らしている自分がいる
そこにあるのは薄く埃を被る主のいないベッド
“ホランイっ!”
君は、もう居ない
最初のコメントを投稿しよう!