[壱]私あなたみたいな人間がこの世で一番嫌いだわ

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数日後___ 「あのさ....」 僕は、いつものように、蝶魔凜に話しかけた。 すると、 「私と話しをするには、いくつか条件があるの」 やっと彼女は振り向いてくれた。 「条件?」 「まず、私には敬語を使う事。それから、私の事は様づけする事。そして最後に、質問一個につき、野口英夫一枚」 なーんだ。簡単じゃん。 僕の父さんは、会社の社長。たしか年収は5億だったかな。だから僕も、おこずかいはけっこうもらえてる。 「わかりました!」 「チッ」 あれ?今舌打ちしたよね? まぁいっか。 「じゃあ、3千円払うんで、質問四個答えてもらえます?」
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