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何なんだ、俺は。
ただ、名前を呼ばれただけだぞ?
馬鹿馬鹿しい。
森本は、急に黙りこんだ俺を怪訝な顔をして見ている。
照れを誤魔化すように、思わず余計なことを口走る。
「……にしても、ピンク、か。森本さんらしいな。」
「ん?!」
キョトンとしていた森本だったが、その色が先程見られた下着の色だということに気付き、もうっ!と赤い顔をしながら俺の肩を叩いた。
また二人で笑い合って、こうして森本との距離が縮まることに、浮き足立っている自分が居る。
この時間を誰にも邪魔されたくない、なんて。
……俺は、本当にどうかしている。
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