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「暇だねグロース」
テーブルに足を乗せる青年グロース・アルティヒ・ゲニーに苦笑して声をかけた赤い髪の青年。
グロースは周りからはアル、ルティと愛称で呼ばれ赤髪の彼に唯一グロース、と呼ばれている。
「あ?」
眉を少し上げ赤い目をぱちぱちさせた。
「ほら最近新しいミッションも他の人達がやっちゃうからさー、体鈍っちゃうし?」
「クラロの愛銃が泣くか?」
「そうそう!オシリスさえ使えないとかどんな鬼畜プレイだよぉー」
大きく頷いたのはグロースの相棒でありよき親友のクラロ・デ・ルナ。
「ミッションの入りが悪かったんだからみんな飢えてんだろ?俺も動きてぇよ…つーか新しいとこに移籍してえ…」
2人は本音を溢した。なにかド派手なミッションが来ることに期待するグロースとクラロ。
同時に奴隷も所持するアロガンのやり方が気にくわず辞めようかと考えていた、新しいところにはもう目星がついている。
そうこうしているうちに新たなミッションが来た。
「ミッションきたぁああぁあっ」
グロース達は食らいつくようにミッションをボードから剥がし受付に持っていった。受理されると装備を確認し、わくわくしながらミッションに向かった。
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