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「お客さん、食い逃げはよくないな」
筋肉隆々で長身四十後半見えるこの人物が店員が言う女将であろう
「よく分からないのだが」
「言い訳聞きたくないね」
騒ぎになりつつある、店内の客や騒ぎを嗅ぎつけた野次馬が入り口に屯し
こちらのやり取りを興味津々で見つめている
「ちょ、ちょと待ってくれ」
「なんだい」
「注文していないのに食い逃げの言いがかりはやめてくれ」
「おい、サクラ、コイツは何を食べた」
席に座り一番最初に出された水が入ったコップを指差した
「ほらみろ」
「出された水を一口飲んだだけではないか」
「白状したな」
サクラの名の店員を見ると笑み浮かべ腕を突き出し親指を上に出し残りの指は握り締めて
「グッド」
計られた
捕まるしかないようだ
「さ、中に来てもらおうか」
軽鎧と長剣とバックパック装備中の自分を軽々と片手で持ち上げられ店にの奥に連れ込まれてしまう
無銭飲食で憲兵隊に付け出されたくなかったら書類にサインしろと脅迫を受ける
サインするのは抵抗した何を書かれているか不明物書けるわけがない
だったら金払えと
「よし、金払うよ」「サクラ金貨五十枚」
なにぃぃ
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