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あらかじめ会員登録を済ませていたため、後は本編の登録のみが残っていた。
初めに決めるのがプレイヤー名、ゲーム内で使用される本人の名前だ。
俊一はゲームをやる際には、いつも「Syun」又は「しゅん」だった。
自分の中で「一」という一文字になんらかの特別な思いを抱いていた。しかし、今回のゲームに至っては「俊一」という名で登録した。
意気込みなのか、勢いなのかは自分自身でも認識はしていないが直感的にそうさせたようだ。
次にステータス
これはゲーム内で最初から決められている数値だ
ハンターレベル(HL) 1
攻撃 5
防御 5
素早さ 5
知力 5
運 5
特殊 5
称号 バーチャル初心者
これは、ゲームを進めていくことによりレベルアップや武器・防具によって上昇させて行くものだろう。
確認を終えて次のページには、属性を選んで下さいと画面に表示されていた。
火 水 風 無属性
「無属性?」俊一は疑問に思い説明書の属性のページを開いた。
「火 水 風 は解るとして、無属性は・・・」と、専門の属性には劣るが全ての属性が使用できる。注意書きには、
・対になる属性使用に際してはマイナスの効果が発生します。
・進行状況により属性の種類は増えます。と書かれている。
そして、下には初期武具選択の文字があり
長剣 斧 ハンマー 槍 弓
が、あった。
ここにも下に注意書きがあり、進行状況により武器の種類は増えます、と記されていた。
俊一はハンティングゲームで常に使っている 弓 を迷わずに選択した。
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