第1章 プロローグ

5/5
前へ
/137ページ
次へ
初期装備で弓を選択すると「木弓」という木で出来た弓が画像で表示され、攻撃力10と右下に表示されていた。 まぁ、ここまでは普通のハンティングゲームとなんら変わりはないだろう。 「じゃあ今の俺の攻撃力は15ってとこか」普通に初期ステータスにプラスするとこうなるな、と 俊一は思っていた。 そして次へをクリックした 以上で、新規登録が完了しました。と表示されて 画面下に e n t e r の文字が表示されている。ここをクリックするといよいよゲーム開始だ。 俊一は、興奮と少しの不安と緊張感に心が覆われた、が、思い切ってenterをクリックした。 しかし、すぐにゲーム開始と思っていたが、CITY BOXを選択して下さいと表示された画面に俊一の緊張感が一気に吹き飛んだ。 CITY BOXには、ビギナー・ノーマル・エキスパート・フレンドリーの4つに分類されていた。 「まぁ、今日が初日だしビギナーにでもしとこうか」と、俊一は呟いた。 次に、ROOM BOXを選択してくださいと表示された。 ビギナー=初心者みたいなものなので俊一はここに決めたのだろう。 ROOM BOXには、1~1000までの数字で分けられてあり好きな場所を選択することが出来るみたいだ 「じゃあ俺は、割と人の多い23に行くとしよう」、 部屋番号の右に200と表示されているのは、そこに現在ログインしている人数だろう事が予想される。 いつ開始されたゲームかはわからないが、ビギナーにいるって事は初心者クラスの人が沢山いると思われる。 このROOMに決めたのは、少なくとも自分よりこのゲームに関して詳しい人にいろいろと教えてもらえれば良いなという安易な考えからだった。
/137ページ

最初のコメントを投稿しよう!

84人が本棚に入れています
本棚に追加