7月22日―夏休み。

3/20
前へ
/43ページ
次へ
「おーい!駿作(しゅんさく)ー!」 俺が2階の一番ハジにあるクラス― 2ー1から出ると、白とグレーの間のような、なんとも言えない色の廊下を大きな声が響き渡った。 「うるせぇーなぁ。」 空気が読めないバカ ―いや成績は学年でもトップ5にはいるのだが―の坂宮 政樹(さかみや まさき)が意気揚々と駆け寄ってきた。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加