7月22日―夏休み。

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―[6階です。ドアが開きます。] 女の人の無個性な声がエレベーターの中に鳴り響いた。 「んじゃまたなぁ。」 「おぅ。」 エレベーター(俺と政樹は同じマンションだ)の中で政樹に別れを告げると、廊下を左に少し歩き、4番目の扉を開けた。
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