96人が本棚に入れています
本棚に追加
本当に大樹は優しい。
私、大樹のこと、大好き。
でも、それは恋じゃない。
仲の良い友達として。
ほんとにいつだって助けてくれて、私の背中を押してくれる。
私がこの学校に受かることができたのも、大樹のおかげ。
今となっては、私にとってかかせない、お兄ちゃんみたいなもの。
そんなことを考え、私はベッドに横になり、次は立川君のことを考え出していた。
…そういえば。
立川君の解説、逃しちゃったな。
頭は良い方だし、解説だって分かりやすかったはず。
あー…。チャンス逃しちゃったな。
なんか今更だけど、大樹が憎たらしくなってきた。
もう。
大樹のせいで逃しちゃったんだからーーー!!
.
最初のコメントを投稿しよう!