第一章

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立川君は、かなりゆっくり歩いてきたようで、私より10分遅れで教室に来た。 キョロキョロしながら、私を見ると、こちらへ向かってきた。 「崎田さん。」 「は…はい?」 ムカついたといっても、やっぱり立川君はキレイで。 カッコよくて。 身長も高くて。 完璧すぎて何も言えない。 「…崎田さん。聞いてる?」 「え…あ!うん!!聞いてる。」 つい見とれてしまった。
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