片想い

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以前までは一目惚れとは面食いの人達だけがすると思っていたが、違うんだ。 何が違うか具体的に説明できる自信は無いが、感じるのだ。 廊下ですれ違った時に一人の女性に出会った。 髪が長くて笑顔の素敵な女性。肌は雪のように白く、小柄でほっそりしていて、それでいて笑顔が明るく、生き生きしている。 その顔を見た瞬間に急に吸い込まれるようにその人を見て、見とれて、魅せられて、、、、。 僕の胸の鼓動はおかしなくらいに早く高く鳴り響いていた。 気づけばその人のことしか考えていない。 気づけば好きになっていた。 顔は特別可愛いわけではない。もっと可愛い人はいるでしょう。 なのになぜでしょうか、好きです。 いや、違います。好きではありません。 いやいや、どうでしょう好きなのです。 じゃあ嫌いか? いいえ好きです。 馬鹿が、考えてみろ。廊下ですれ違っただけだろう。名前も声も知らないんだろう。それだけで人を好きになるんならお前は何人の人を今まで好きになったんだ? 違う。そんなんじゃない。感じたんだ。理屈じゃなくて・・・うまく説明がつかない。好きを好きと言って何が悪いか? 好きになったら好きでしかいられないんだ。 一目惚れってのは怖いよ。 何が怖いって?それはね・・・。
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