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いや、理解出来てなくて正解なのだろう。
この状況、どうくぐり抜ける?
逃げるか?
いや、絶対に逃げられないだろう。
じゃあ、どうする?
闘うか?
駄目だ……。
勝ち目は無い。
だけど、このまま何もせずにいたらきっと……
やられる。
意を決して俺は右隣にあった瓶に詰めてあるビー玉を右手いっぱいに投げつけた。
「ッッ!!」
奴は予想外の行動に対応しきれず直撃した。
勿論それだけじゃない。
その行動に無駄無く切り替えし次は私服状態の俺のパーカーを脱ぎ相手に投げた。
相手は帽子も被っているしこれで視界は失ったはずだ。
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