第一夢:始まりの夢

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いや、理解出来てなくて正解なのだろう。 この状況、どうくぐり抜ける? 逃げるか? いや、絶対に逃げられないだろう。 じゃあ、どうする? 闘うか? 駄目だ……。 勝ち目は無い。 だけど、このまま何もせずにいたらきっと…… やられる。 意を決して俺は右隣にあった瓶に詰めてあるビー玉を右手いっぱいに投げつけた。 「ッッ!!」 奴は予想外の行動に対応しきれず直撃した。 勿論それだけじゃない。 その行動に無駄無く切り替えし次は私服状態の俺のパーカーを脱ぎ相手に投げた。 相手は帽子も被っているしこれで視界は失ったはずだ。
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