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奴はパーカーに気づきすぐ体制を立て直した。
視界を失っている奴にパーカー越しで殴りかかる。
「うぉぉぉ!」
「……ふっ、甘いな」
奴はパーカーを軽々としりのぞけ、前を確認する。
「……ッッ!何!?」
俺は--とっさの思いつきでパーカー越しに俺の拳ではなく、ビー玉の入っていた瓶を投げていた。
そのフェイクに気づいた奴は後ろを振り向こうとする。
遅い!!
奴の後ろに回り込んだ俺はその反動を使い思いっきり左足を踏み込み……右拳に力をこめそれを
放った。
「うぉぉら!!」
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