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「それは、君にしかできない事で君のためにでもある重要な事だ」
「う゛ぅ………」
息苦しい……。
うまく呼吸が出来ない。
「この世界とは違うもう一つの世界の君が苦しみによって無様に散っていく姿をもしも助けられるなら助けたくはないか?」
「その世界を救いたくはないか?」
「……?何を、言って、るんだよ……」
「君がその世界の勇者になると言う事だ」
奴がその台詞を言った瞬間俺は気をゆっくりと失っていった。
「消えない痛み、得れない幸せ、その全てを君が受け止めてやれ」
「そして……」
「~~~~~~~」
最後まで聞き取れず俺は完全に気を失った。
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