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チュンチュン、チュンチュン。
近頃ではあまり姿を見なくなった、雀の鳴き声で俺は目を覚ました。
「ッッ!!!」
勢いよく布団をでる。
「また、あの夢か……」
枕の横にある時計を見ると、短い針が丁度朝の8を指そうとしていた。
俺がこの夢を見始めたのは、最近ではない。
もう、物心がしっかりついた頃には既にこの夢を見ていた気がする。
しかし、そう頻繁に見ていたわけでは無く、一週間に一度位の速さで見るようになったのはここ最近だ。
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