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ピンポーン
三度目。
さすがにしつこいので出ることにした。
「はーい」
「どちら様ですか~?」
気の抜けた声と共にドアを開ける。
ガチャッ
その瞬間否や刹那。
俺の視界に映っている世界がまるでスローモーションのようにゆっくりと動き始めた。
俺の目の前に映っていた人影は黒いマントで身を包み、黒いハット帽を被っていたのでよく顔が見えなかった。
けど--これだけは分かる。
こいつはヤバい……。
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