第二訓 しりとりって単純にみえて意外と盛り上がる

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「チッ。まぁ、いいアル。ならさっさと始めるアル。じゃあ私からナ。」 「ああ、別にいいぜィ。」 「まぁ最初だし、しりとりの<り>でいいアル。」 「おお、んじゃあ………<リコーダー>。」 「<ダンディーとはかけ離れている悲しき沖田>。」 「……おい、そりゃーねーだろィ。だいたい、テメーのは単語じゃなくて、ただの嫌味を含んだ文章じゃねーか。」 「そんくらいいいダロ。私は中国の留学生でボキャブラリーが少ないアル。ハンデくらいつけろヨ。」 「チッ。しゃーねーな。まあ、それでも俺が勝つから別にいいけどねィ。」 「いや、勝つのは私ネ!!」 「……おい、もう少し声小さくしろ。銀八に気づかれるぜィ。」 「了解したアル。」 「んじゃあ、<た>からだったよな。……<タツノオトシゴ>。」
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