帰郷
3/7
読書設定
目次
前へ
/
7ページ
次へ
実家に帰る前に、ふと思い立って寄り道をした。 昔、よく登っていた木のある、だだっ広い空き地。 蘇ってくるのは、幼き日の初恋の思い出。 「来てたんだ。」 彼女は大木の太い枝の上から、俺を見下ろす。 「大人の女が登る場所じゃ、ないだろ。」 半ば苦笑気味に言うと、彼女はふふっと笑い、今行くから、と言って 腕白小僧顔負けの速さで、するすると木を降りた。
/
7ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!