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-伊織Side 「伊織!今日は来たんだなぁ!」 榊原は嬉しそうな顔をしながら寄ってきた。 榊原に告白されてから、もう2ヶ月が経った。 「…理に連れて来られたんだ。」 俺達に何一つ変わったことはない。 「また稲垣…まっいいや!伊織、今日は放課後ひま?」 「ひまじゃない。」 「即答!?絶対暇でしょー!遊ぼうぜっ」 どうして俺の有意義な放課後を榊原に奪われなきゃイケないんだ… 「無理。」 「なんでだよ…いいじゃん、たまには遊んでくれても…」 う、なんだその捨てられた子犬みたいな瞳はっ! やばい、俺こういうの弱いんだよな。へんに世話好きが出てしまう… 「榊原智喜くーん、なに俺の許可もなく伊織のこと口説いてるの?」 突然、背中にガバッと抱き着いてきてそう言ったのはもちろん理。 「っ、なんでお前の許可がいるんだよ!?」 理が現れた途端に喧嘩腰になる榊原。…いつものことだけど つか、俺を挟んで喧嘩しないでくれ。うざい。目立つ。  
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