先生の過去

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「…どうする?」 次は、首筋にキスを落としながら、晃人に問いかける。 …なんか、もうやっぱ今はどうでも良くなってきた…ああ、やりてぇ…! いや、良くねえんだけど…いや…俺だって若いし…あああ だって気付いたらもう晃人の腰撫でてんだもん、どーなってんだよこの手は。 「んっ、ぁ、望、聞かねえの?」 晃人の言葉に、俺はピタッと手を止めた。すげぇ寸止めされた気分だったけど、晃人…話す気だったのか。 いつもの晃人なら、こんな、都合悪そうなこと言いたがらねえのに…なんだかんだ、俺たち、2人一緒に成長してんのかな。 「うん、ごめん。聞きたい。」 「望が、気になることは全部話す。」 なんだよ、突然男前出してんじゃねぇよ。 「…晃人が、俺のこと恋人だって紹介してくれて、まじで嬉しかった。あのとき、俺あの人の眼中にも入ってなくてさ、あの人は谷端のこと見てて、俺なんか、情けなくて、消えてえって思ってたんだよ。だから、すげぇ嬉しかった。」 もしかすると、あの一言なかったら、俺今頃、無意味に晃人にあたってたかも。 「んなの、俺の恋人はお前しかいねえんだから当たり前だろ」 だよな .
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