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火をつけられた魔女の家は、たちまち炎に包まれました。 その時。 「皆様、魔女を殺めてはなりませんっ」 突然、上から少女の声が降ってきました。 村人たちは空を仰ぐと、立派なドレスを着た少女が翼を生やしながら、舞い降りてくるのがわかったのです。 少女は両手をかざして、呪文を唱え始めました。 「水の精霊たちよ。炎を鎮めて。」 すると、水の精霊たちが魔女の家を囲み、水をかけ始めました。 荒れ狂っていた炎は鎮まり、水の精霊たちは踊るようにどこかへ行ってしまいました。
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