3人が本棚に入れています
本棚に追加
火をつけられた魔女の家は、たちまち炎に包まれました。
その時。
「皆様、魔女を殺めてはなりませんっ」
突然、上から少女の声が降ってきました。
村人たちは空を仰ぐと、立派なドレスを着た少女が翼を生やしながら、舞い降りてくるのがわかったのです。
少女は両手をかざして、呪文を唱え始めました。
「水の精霊たちよ。炎を鎮めて。」
すると、水の精霊たちが魔女の家を囲み、水をかけ始めました。
荒れ狂っていた炎は鎮まり、水の精霊たちは踊るようにどこかへ行ってしまいました。
最初のコメントを投稿しよう!